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AKB48さん達とお会いして学んだ事】

山田町の子ども達からの感謝状と手紙を最初に駆けつけて
受け取って下さったAKB48大島優子さん。

感謝状と手紙を見て、流れる涙を拭くことなく「嬉しい」と笑ってくれたその姿に
私たちはとても驚くとともに、大切な事を教えて頂いたような気がしました。

大島優子さんやメンバーの方々の涙、運営の方々の涙、それらを見たとき
震災からの悲しみや出来事が走馬灯のように流れ、私たちも胸がいっぱいになりました。

私たちは被災地で働き続けて約一年になります。

その中で支援や応援をされている方に直接にお会いする機会もありました、
ですが「誰かのためにと働いて下さっている方々」が涙するのを見たのははじめてです。

支援をして頂いている方々には様々な苦労や想いがある事を私たちは知っております。
支援物資や支援は決して「物=モノ」ではない、一つ一つに他人を想う気持ちが詰まっている
「人と人とを繋ぐ命との結晶」であると私たちは胸に刻み、忘れてはいけない事だと心がけております。

人はコンビニで募金をする事にすら重大な決心と苦労をするものなのだと思います。
自分で誰かのためにと想い、物一つ送るのも、一円を募金する事も容易な事ではありません。
とても負担がかかる事だからこそ、それが物一つ、一円であっても大切なもので
決して無駄にする事はできないのです。

私たちは被災地へと支援物資を運んでおります。確かに被災地の皆様からは感謝される事もあります。
しかし、その感謝は「託された想い」を届ける仕事の私たちに向けられる事は間違っています。
私たちは支援をされる皆様から想いを預かって現地に届けているだけと言っても過言では無いからです。

ですから私たちは物資を運ぶ場合は「何処の誰からのご支援です」といって手渡しをする事にしております。
どの様な方の助けがあってこそ私たちの活動できているのかを説明させて頂いております。

「私たちは誰かを助けている」など、満悦に自ら語り、
それをもって危機感のみを煽り、他に支援を求めるのは間違いです。
「誰かを助けたい」のならば、まず自らがそれを行い、
自分の力でできる限りの献身してから判断をするべきです。

なによりも支援を受ける側も、支援を行ってくれる方々も人として尊厳をもっていらっしゃいます。
支援を受ける方々、そして支援を決意して頂いた皆様の心中を察し、ご苦労を考えれば、
「自分は誰かを助けている」などとおごり高ぶった言葉は、それらを運んでいるだけの私たちが
決して言ってはならない言葉です。

支援提供をして頂いているのは、私たちではなく、全国や世界の方々です。
その方々は困っている人を想ってこそ、苦労をし、悩んで支援をして頂いているのです。
私たちは自分で望み、それを行っております。被災地で働く事は「望んだ仕事」だからです。

私たちの活動や被災地の方々を想ってのご支援を行ってくださるのは、
「誰かのために」と汗を流して下さっている全国や世界の皆様です。

今回お話をして下さったAKB48大島優子さんや運営の皆さんは
「支援」と言う言葉や「誰かを助けている」というような趣旨の表現や発言は一切ありませんでした。

「訪問させて頂いています」「自分達にできる事を精一杯行う」「誰かに少しでも笑顔になって頂ければ」
困っている誰かを思い、まず自らが行動し、できる事を行ってくださっていました。

被災地の情報が錯綜する中、人々を思い「誰のために自分達にできる一番の事を行おう」と決意し
安全が確保されない中、現地の惨状を見て炊き出しの方が良かったのかと悩んだ事、
しかし自分達が一番できる「歌とダンス」を選び、傷付いた人々前で笑顔で歌う。

大切な何かを失った方々を前にして、18〜20代のメンバーの方々が望んで「笑顔を」と行動をしてくれる事は
どれだけの勇気を必要とし、心に背負うものができるのかを
現地に行っている私たちは痛いほど理解しております。

しかし、その決断と行動が支援が薄くなった現在の被災地の子ども達にとって、夢の糧になっているのです。
AKB48さんの訪問は子ども達や現地の皆さんに「均等にできる心の支援」に繋がったのだと
私たちは思います。

音楽の支援はとても大事な事です。なぜなら音楽やエンターテインメントは
子どももお年寄りも関係なく、皆平等に見聞きし、それぞれが自分らしく感じて想う事ができるのです。

被災地という正解の無い中、悩みながら自問自答し、訪問した後も悩み考え続ける。
それを行うAKB48のメンバーの方々の流す涙を間近に見て、
現地で働かせて頂いている私たちは人として大切な事に気づかされました。

助ける側の方が、被災地を想って涙を流すという事はどれほどの想いであったのか、
どれほどの苦労をして下さっていたのか、どれほど悩んでいたのか、自らを戒めたのか、
訪問して下さった大島優子さん、篠田麻里子さん、柏木由紀さん、指原莉乃さん
松井玲奈さん、山本彩さんにお話して、まっすぐな瞳で真剣に話を聞いてくれながら、
涙を流すのを見て、手紙を届け報告した私たちは胸がえぐられるような思いをしました。

そして被災地の支援をされている方々の優しさや苦悩に改めて胸を打たれるばかりでした。
AKB48さんのメンバーの方々をはじめ、支援を行ってくれる方のほとんどが
現地が今どうなっているかを知りません。

それを聞くのも迷惑になる事だと判断し、自分の支援がどれほど役に立っているかを聞くことが
驕りのように思えるからです、ましてや名前の知られている方は【売名行為である】と
風潮される事があります。
誰かのためにと身を切ってくださった方が「現地の今を知る事ができない」のは残酷です。

しかし、「誰かのために」と現地に訪れ、不安を抱きながら汗をかき、自らを切り売りして支援をする事や、
「少しでも誰かを」と想う気持ちで自ら足を運んで、物資を送ったり、募金をすることに
無駄な事など一切ありません。

目に見える支援が全てではありません、むしろ目に見えないところで助けてくれている
ボランティアさんや全国、世界の方々の繋がりがあってこそ、誰かのためにという力は働くのです。

支援は「受ける方々」だけを感情的に見てはいけません。支援を「行ってくれる方々」の存在があり、
その両者の気持ちと情報がクリアーに通じてこそ、「誰かのために」という支援は成り立つのだと思います。

私たちはその間を繋ぐ「電話線のようなもの」であると思っております。
その私たちが感情的になったり、どちらかを優先する事は決してあってはいけません。
「助ける」と言う事はそれを受ける側の方々とそれを行う側の方々の誠意によって行われます。

私たちは子ども達の「元気をくれているAKB48さんへ」という切実な想いを受け取ってきました。

中にはAKB48さんに手紙を届けてもらえると聞いて、喜びのあまりに泣いてしまう子供もいました。
真冬なのにAKB48さんに支援してもらったという夏用の服を着て見せてくれた子供もいます。
寒風の中、一通の手紙を渡すために走ってきた生徒さんもおりました。

それらは形として見えない「誰かを想うことに応えようとする一途な気持ち」です。
「被災地への支援を行ってくれているAKB48さんを少しでも励ましたい」
復興もままならない被災地にあってその気持ちこそ、
私たちも震災の中で忘れかかっていた純粋で誇り高い想いです。

そしてその子ども達の気持ちを快く優しい笑顔で受け止め、泣いてくださった優子さん達の優しさも
カタチには見えない「誰かを想う一途な気持ち」です。AKB48さんの気持ちは
優しさに満ち、慈しみに溢れた「モノではない未来への支援」であると私たちは気づかされました。

お互いにお互いの思いを通じる事ができてこそ、その気持ちは繋がり、自らの答えにたどり着くのです。

私たちは今回の出来事は子ども達の未来への支援であることに気づかされたのです。

子ども達はこれからもAKB48さんと繋がっているんだ」という夢を抱いて、
被災地の未来を背負って生きていくのです。この出来事はきっと忘れる事はないと思います。

これからの「モノではない未来への支援のカタチ」という事こそ、
被災地で働かせて頂いている私たちは真剣に取り組み、考えていかなくてはいけません。

その事を気づかせてくれた子ども達や現地で見守ってくれた大人の方々、

AKB48大島優子さん、篠田麻里子さん、柏木由紀さん、
指原莉乃さん、SKE48松井玲奈さん、NMB48山本彩さん、

今でも被災地へ訪問してくださっているAKB48SKE48NMB48のメンバーの皆様、

運営のAKSの方々、そしてAKB48グループの皆さんを応援してくれているファンの方々に対して

私たちも子ども達も心から感謝をし、「ありがとう!」という気持ちでいっぱいです。

この方々がいてくれたからこそ、子ども達が夢を持ち、未来へと繋がっていくのです。

私たち現地で働かせて頂いている者は、決して感情や団体の看板や名誉などに固辞してはいけません。
影となり、気づかれなくても良いのです。それは自分達で「誰かのために」と選択したことだからです。

私たちは小さな団体です。ですが、皆さんからのご支援と気持ちを頂いて、それを届け、
自分たちが選択したことで責任をもって被災地で働く、その事に今後も変わることはありません。

改めて、その事の大切さと道理を教えてくれた山田町の子ども達と皆様、

被災地へ支援を行って頂いている全国の皆様、そして世界の皆様、

AKB48大島優子さん、篠田麻里子さん、柏木由紀さん、指原莉乃さん、
SKE48松井玲奈さん、NMB48山本彩さん、

AKB48グループの皆様と運営の方々、そしてそのファンの皆様に

心から「ありがとうございます!」と頭を下げさせて下さい、声高く感謝を述べさせて下さい。

いつか全ての皆様の夢や笑顔が溢れる未来を信じて働き、
私たちも「誰かのために」自分達にできる事を慢心することなく働いてまいります。

全ての皆様に心から感謝をし、元気と笑顔が訪れるその時を信じて。

NPOいわて・郷プロジェクト 代表 畠山 吹雪

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