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「震災に逢われた方々へ」

2011年3月11日、私達の住む岩手県、そして東北の各県は未曾有の大震災に見舞われました。

沿岸地域では想像を絶する津波が押し寄せ、内陸部でも多くの被害が出ました。
相次ぐライフラインの停止、燃料や食糧の不足。今だ厳しい冬の気候の中で
多くの方々が被害に逢い、生活の安定もできないまま苦難の毎日を過ごしております。

この度の震災で無念にもお亡くなりになられた方々と、そのご遺族の方に深い哀悼の意を表し、
心からご冥福をお祈りいたします。

震災の中、多くの方々にお問い合わせを頂きましたが、幸いにも当団体のスタッフは無事でした。
しかし、親しい友人や地域の為に尽くしていた多くの市町村関係者の方々が亡くなりました。
ふとした時に、なくなった方々の笑顔や思い出だけがよぎります。辛く、誠に無念です。

大好きだったふるさとの風景、三陸の美しい町、そしてそれを支えてきた方々も
応援してくれたいた子ども達でさえ、未曾有の津波によって一瞬で奪われました。

夢も希望も、未来もあったであろうと思います。どれほど無念であったろうかと思います。
やりきれません、納得はできません、とても辛く悲しいことです。

しかし、私達はここで止まるわけにはいきません。生き残ったことには意味があるはずです。
自分達は今ある自分達の命を、大切に拾わせて頂いた命と考えております。
一瞬でも一秒でも、無駄にすることなく、生きる者として今ある命を大切にしなければなりません。

そして、亡くなられた方々の分まで生きて生き抜いて、これからの未来と命を守らなければなりません。
生き残った者には、生き続ける義務があることを私達は忘れてはいけません。

私達は多くを失いました。しかし、大切なことも同時に学びました。

何年、何十年かかってもあきらめず、私達はこの愛するふるさとを再建し復興しなければなりません。
お互いに支えあい、助け合い、自分達に出来ることを最大限に行いふるさとを取り戻しましょう。

必ずふるさとを再建しましょう。必ず愛する市町村を復興しましょう。
今を生き抜く子ども達に、再び美しいふるさとを作り残していきましょう。

厳しい環境が続きますが、人は必ず繋がっています。お互いに助け合いましょう。
私達も可能な限り力を尽くし、ふるさとに援助をして参ります。

この度の地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
震災に逢われた各地域の一日も早いご復興を衷心よりご祈念申し上げます。

NPOいわて・郷プロジェクト 代表 畠山 吹雪

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