マブリットキバ公式サイト:トップページAKB48さんに「ありがとう」の手紙を届けました
>【AKB48のメンバーのみなさんにお会いしてきました】

AKB48のメンバーのみなさんにお会いしてきました】

山田町の子ども達からAKB48の皆さんへの感謝状と手紙を託されて少し経ちました。

子ども達の期待を裏切らずに、またAKB48さんへ迷惑にならないように
届けるにはどうしたらよいか。私たちは色々と調べたりしておりました。

年末でしたので、AKB48さんは色々大事なイベントや番組の出演が相次いでおり、
これはご迷惑をおかけするだろうと思い、年内に届けるのはあきらめて
新年になってから直接に運営の方々に郵送なり届け先なりを聞いてみようと言う事になりました。

そして私たちもマブリットキバもせめて子ども達の手紙と感謝状だけは、
なんとしても届けたいと決意をして、私たちと一緒に東京へと出向きました。

山田町の子ども達の気持ちと手紙を、どうやって失礼の無いように届ければよいのか、
その手順や郵送先をAKB48さんの運営の方に聞いて、再度帰ってから届ける用意をするつもりでした。

しかし、私たちにとって奇跡のような事がおきました。

手紙の届け先を聞くつもりが、なんとAKB48の劇場支配人である戸賀崎さんに会うことができたのです。

手紙と感謝状の届け先を聞くつもりだった私たちを、山田町から来たのだと聞いて
劇場支配人の戸賀崎さんは驚きながらも笑顔であたたかく対応して下さいました。

「訪問で一番最初の日に伺った山田町の事を忘れることはなかったよ、
その後はどうなったのかととても心配していたんだよ」

戸賀崎さんは山田町の事を覚えていてくださり、その後をとても心配してくれていました。

私達は山田町に訪問と支援をして下さった事のお礼を戸賀崎さんに伝えました。
そして山田町の皆さんからの手紙と感謝状を代表として持ってきたこともお話しました。

私達は手紙を届けるには、どこに届ければよいのかを訪ねると、戸賀崎さんは

「そうか、わざわざ遠いところからそんなに大切なものを持ってきてくれたんだね。
いやあ、本当にうれしいよ、きてくれてありがとうね!」


と、笑顔でうなずきながら私たちに語りかけてくれました。

「大丈夫だよ!自分が直接にメンバーのみんなに手紙と感謝状を届けましょう!
手紙を持ってきているなら、今すぐ持ってきて下さい。自分はずっとここでまっています!」


と、うれしい言葉を言っていただいて、私たちは手紙と感謝状をもって再びたずねました。

すると戸賀崎さんとAKB運営のAKSの方々が集まって下さっておりました。

私達が手紙と感謝状をお見せすると、皆さんはそれを涙ぐんで手にとって見てくれました。
同席して頂いた運営のAKSの方々は昨年に山田町訪問に同行してくださった方々でした。

戸賀崎さんや運営のAKSの皆さんは

「手紙と感謝状は本当にうれしい事です。実は私達もメンバーと一緒に山田町に行きました。
その山田町からのお礼の手紙や感謝状なんて、本当にありがたい事です、
とくに感謝状は一番、良いところに飾ろうと思います!」


と、皆さん方に本当に心から喜んでくださいました。
そして運営のAKSの方々と当時の山田町訪問についてお話を聞かせていただきました。

山田町を選んだのは一番大変なところだろうと思ったから向かってくれたということ。
その時は遠野からの道で向かった事、コンビにもトイレも無くて大変だったこと。
そして、なによりAKB48のメンバーが訪問して、困っている皆さんに何が出来るのか?
本当は炊き出しで豚汁でもつくろうか、そのほうが良いんじゃないか?
いきなり山田町に行って、歌う事は迷惑になるんじゃないか?
と、はじめての被災地訪問の車中でその事を到着するギリギリまで考えたそうです。

しかし、訪問してくださったAKB48のメンバーのみなさんと運営の方々達は

【自分に出来る一番できる事は「歌」を届ける事なんだ。歌ってみんなに元気をとどける事なんだ】

と、自分にとって誰かのために出来る一番の事を選んで行うことに決めたのだそうです。

私たちは山田町のみんなが悩みながら訪問をしてくれたAKB48のみなさんに、
とても感謝している事を伝えました。

そして今回の事は大人の主導ではなく、小学校や中学校のみんなが自ら考え、子ども達同志で
協力して手紙や感謝状を書いたこと。それが山田町からの感謝する気持ちである事を伝えました。

するとその事を聞いていた運営のAKSの方々が

「これはとても大切な手紙と感謝状ですので、私たちがメンバーに渡すのではなく、
きてくださったみなさんが直接にメンバーに渡してください。今日はメンバーが
全員いるので、今からすぐに向かって、メンバーにその手で渡して山田町の事を伝えてください
メンバーも、その後の山田町をとても気にしていたので、きっと喜びますよ!」


と、すぐにメンバーさんのところへと案内をされました。

そこでも私たちはAKB48SKE48NMB48さんの各被災地への訪問や体験、
それを行うことの悩み、大変さ、何よりそれ以上に辛い被災地の人々へ
自分達にできる一番の事をやろうという、AKB48グループのみなさんの
考えと決意を聞き、優しい気持ちと思いやりに触れることができました。

私たちが運営の方々とお話していると、すぐにAKB48大島優子さんが来てくれました。
私たちが山田町から来た事、子ども達だけで手紙や感謝状を書き集めたこと、
そして今でも山田町のみんなはAKB48さんに感謝して、応援している事を伝えました。

優子さんは

「えー!本当ですか?!山田町から?!うわー、うれしいです!」

と、おどろきながら笑顔で私たちを出迎えて下さいました。

そこで優子さんは自ら被災地の訪問について色々な想いを話してくださいました。

「私たちは去年から被災地に訪問させてもらっています。
でも、私たちはその後、被災地がどうなったのかを知らないんです、
建物はできたのかな、山田町は変わったのか、ガレキは無くなったのかなぁって、
今は雪が降っているだろうし、みんなは本当にどうなっているのかを心配するばかりでした。
だからこうして、山田町の皆さんの声と届けてくれて本当にうれしいんです」


と、真剣に自分の気持ちをお話してくれました。さらに、

「私達がいったとき山田町は電気も、ガスも、水道も止まっていましたね、
そんな状況の中で皆さんが本当に辛い思いをしている事も着くまで知りませんでした。
被災地にいって、おどろきました。はじめてみなさんの本当のつらさを知ったんです。
今、山田町はどんな感じですか?みなさんは大丈夫ですか?元気ですか?」


と、言う事や

「道が整備されないと雪がふったり、凍結したりで登下校も大変ですよね、
明かりも少ないなら、なおさらに心配ですよね。学校のみんなはケガとかしていませんか?」


と、何度も山田町のみなさんの事を思って話をしてくれました。
私たちは今までの事と、今の山田町の現状を正直にお話ししました。

ガレキは一箇所に集められ事、優子さんの期待通りには復興はしておらず、
なかなか建物なども建つめどが立っていないこと、最近になって
ようやく国道に信号が設置された事、いまだに街灯の無い場所が多い事、

私たちは山田町の人達と約束した通り、偽り無く、現状を正直にお話いたしました。

優子さん達は震災の後に、一生懸命に誰かのためにと活動を行ってきました。
なかなか現地の人も思うように進まない被災地の現状を聞いて、

「そうですか・・なかなかに進まないものなんですね・・・」

と、優子さんは少し悲しそうな表情をしました。

でも私たちは優子さんに悲しい報告ではないんですと伝えました。

環境は厳しいけれど、その中でAKB48さんが訪問してくれた事で
どれだけ多くの子ども達や現地の皆さんたち、私たちも勇気付けられて、
その思い出を胸に今も頑張っているかと言う事を伝えました。

そして、AKB48さんを大好きだと言う子ども達を見て、
現地の大人の方々も元気と笑顔をもらっている事をいっぱい伝えました。

優子さんは笑顔を交えながら、真剣に話を聞いてくれました。
うなずきながら何度も気になったことや、自分たちにできる事が、
本当に皆さんの元気や笑顔の為になっているのかと言う事、
被災地についてAKB48さんの悩んでいた事も、
私たちに隠さずに色々とお話してくれたのです。

私たちは子ども達や現地のみんながAKB48さんに感謝している事、
今でも訪問や各地に支援をしてくれている事を有り難く思っている事、
今回の小学校や中学校の子ども達が書いた手紙こそが山田町からの
正直な感謝の気持ちである事を伝えました。

そして、子ども達からですと手紙と感謝状を優子さんに渡して見せました。

優子さんは大変に喜んで、

「わー!すごーい!これ、うけとって良いんですか?!見てもいいですか?!」

と、机の上に並べた手紙と感謝状を優子さんは笑顔でじっと読んでくれました。

ふと、読んでいる優子さんが静かになったので、私たちは感謝状に
何か失礼があったのではないかと心配になって様子を見ました。

すると優子さんの目から大粒の涙がポロポロと流れている事に気づきました。
何度も手紙や感謝状を手で優しく撫でながら、流れる涙を拭こうともしませんでした。

優子さんは皆さんが書いた感謝状と手紙を見つめたまま、

「うれしい、本当にうれしいですね・・・ありがとう」

と、感謝状をみつめ泣きながら微笑んで優しく言って下さいました。

その涙を見てはじめて私たちは被災地訪問を行っていることへの
AKB48さんのメンバーの方々の見えない苦労がある事、
自らが望んで行ったことの答えに悩み続けていたのかを感じました。

そして私たち自身も子ども達の想いにまっすぐに応えてくれた
優子さんの優しさと涙と笑顔を見て、震災からの出来事が走馬灯のように流れました
手紙を書いた子ども達の顔が思い出され、胸がいっぱいになりました。

そこへ、AKB48篠田麻里子さん、指原莉乃さん、柏木由紀さん、
SKE48松井玲奈さん、NMB48山本彩さんが駆けつけて下さいました。

6人のみなさんは去年の5月22日に山田町を訪問して支援をして下さった方々です。

もちろん、今現在もメンバーのみなさんは被災地を訪問し、支援を続けています。
運営の皆さんもおっしゃられていましたが、このメンバーさんが集まる事はほとんど無く、
現在のAKBグループの中でもエースやキャプテンなどをつとめるすごいメンバーさんです。
6人のメンバーの皆さんがそろって、私たちの目の前に並んで下さいました。

そこであらためて、山田町のみなさんからの感謝状や想いを書いた手紙を持ってきたこと、
避難所での出来事や、皆子ども達が今、どういうふうに学校生活や仮設や家での生活を送っているのか、
何よりも、AKB48のみなさんの訪問や支援ににどれだけ笑顔と元気をもらったか、
そしてAKB48の皆さんの歌に救われた子どもの事、
山田町の皆さんからお預かりしたメッセージを伝えました。

山田町の生徒さんがすぐに大人になってAKB48のCDを買いたいと言っていた事や
山田町で握手をしてもらった事を今でも一番の思い出にしてくれている子どもの事、
歌ってくれた事で、大人たちが「こんな環境だからこそ、聞きたい歌を聞かせたい」と考えを変えた事、
歌を聞いて喜んでいる子ども達を見て、大人たちがたくさんの子どもの本当の笑顔と元気を見れた事、
AKB48の皆さんの訪問から「音楽と娯楽は不謹慎」という大人の考えが変わっていった事、
お礼を伝えようと握手会に行こうと思ったが、全然握手券が取れなかった事、
子ども達がファンでいることを誇りに思っているという事、

山田町のみなさんから預かった伝言も、できるだけお話してきました。
そして、悲しい報告や何かをお願いをしに来たのではなく、
訪問をしてくださったり、今でも各被災地への支援や訪問をしてくれている事に
「ありがとうございます」と山田町の子ども達や皆さんから
託された感謝の気持ちと言葉をもってきたのですと伝えました。

優子さんや篠田さん、指原さん、柏木さん、玲奈さん、山本さんは
山田町のみなさんのメッセージを聞いて、話の中で涙をながしてくださり、
一つ一つ真剣に聞いてくれました。そして何度も話にうなずいて下さいました。

大島優子さんは涙を流しながら、笑顔で何度もうなづいて聞いてくれました。

篠田麻里子さんは真剣な顔で、一つ一つの言葉にうなづいて聞いてくれました。

柏木由紀さんは涙をうかべて、目をそらさずにじっと聞いてくれました。

指原莉乃さんは涙をふきながら、みんなのメッセージを聞いてくれました。

松井玲奈さんは最初から一度も目をそらさず、真剣に話を受け取ってくれました。

山本彩さんはずっと真面目に、みんなからのメッセージを聞いてくれました。

最後に、今回のみなさんの手紙運動を見守ってくれた先生方や親御さん、
校長先生や役場の皆さんからの言葉をつたえました。

その言葉は学校に通う生徒のみなさんからも私たちが何度も聞いた言葉です。

「いつか、山田町からAKB48のオーディションを受けて、受かった子が
AKB48に入って、メンバーの皆さんに恩返しする事。それがみんなの夢なんです」


そう私たちはメンバーのみなさんに伝えました。

6人のメンバーの皆さんはそれを聞いて涙をながしたり、
涙ぐんだりしながら素敵な笑顔で、強く何度もうなづいてくれました。

山田町の皆さんのメッセージを伝えたあと、最後に
山田町に来てくれたこと、今でも各被災訪問支援を続けてくれていること、
山田町のみんなの手紙や感謝状を快く受け取って頂いて、話を聞いてくれたこと、
すべてに感謝して皆さんから預かった大事なメッセージをつたえました。

山田町のみんなや私たちがつたえたかった事、それは大きな声で

「ありがとうございます!」

とメンバーの皆さんに心をこめて伝えることでした。

山田町のみんなの思いをこめて、ありがとうございます!と、
大きな声で感謝の気持ちを伝えてきました。

メンバーのみなさんも、それにあわせて深く頭を下げてくれました。

一番大切な気持ちをつたえられて、その気持ちをメンバーのみなさんが
真剣に、一度も目をそらさずに聞いてくださって、私たちも何より嬉しかったです。

そして、預かってきた手紙と感謝状を皆さんに手渡しいたしました。

AKB48さんへの感謝状は大島優子さんが、

SKE48さんへの感謝状は松井玲奈さんが、

NMB48さんへの感謝状は山本彩さんが、

山田南小学校の皆さんの手紙は柏木由紀さんが、

織笠小学校と山田北小学校の皆さんの手紙は指原莉乃さんが、

山田中学校の皆さんの手紙は篠田麻里子さんが、

それぞれ代表でしっかりと受け取って下さいました。

それだけではなく、メンバーの皆さんや運営の方々のその場の案で、
今回の事を山田町のみなさんにわかりやすく伝えるために、

「山田町のみんなの手紙や感謝状はちゃんとうけとったよ!という写真を撮りましょう!」

と言う事になりました。そしてメンバーのみなさんは快く笑顔で並んで頂いて写真を撮って下さいました。

伝えに行ったスタッフは自分は写るのはまずいと伝えたのですが、
「届けに来てつとめを果たしたと言う事で、是非とも一緒に!」という事になりました。
本当は戸賀崎さんと手紙の受け渡しの写真でも撮って頂ければというつもりだったのですが、
私たちとしては大変に恐縮し、ファンの皆様には本当に申し訳なく思っております。

記録

写真でメンバーのみなさんが手に持っているのが、
山田町の各学校の子ども達からの手紙が入った封筒とそれぞれの感謝状になります。

さらにそれだけではなく、運営の方々やメンバーの皆さんの提案により
最後にみんなで寄せ書きをしよう!という事で、メンバーのみなさんが
山田町の皆さんに感謝をこめて、とサインを寄せ書きしていただきました。

優子さんが「山田町の」と書いたところで一度ペンを止めました。そして、

「子ども達・・・だけじゃないですよね、大人の皆さんも見守ってくれたんですよね?」

とおっしゃったので、私たちも「はい!」と元気に回答致しました。
そして「山田町の皆さんへ」と、書いてくださったのです。

メンバーのみなさんの何気ない優しい気配りに私たちも涙をこらえる事が精一杯でした。

色紙

そして寄せ書きを頂きました「山田町の皆さんへ」という部分は大島優子さんが、
その後は指原莉乃さん、柏木由紀さん、松井玲奈さん、山本彩さん、篠田麻里子さんの順番で、
とても優しく、心をこめてサインを寄せ書きして下さいました。

よく見ると、サインには大島優子さんが小学生低学年の子どもに
分かりやすいように「ゆうこ」と付け加えてくれています。

また、指原莉乃さんもわかりやすいように「さっしー」と書いてくれた上に
「またいきます☆」と優しい気持ちで付け加えてくださっています。

この寄せ書きのサインからもメンバーのみなさんの優しい気持ちがあふれています。

そして、このメンバーさんの集合のサインの寄せ書きは今までになく、とても貴重なものです。
それは「レアだから」と言う事ではなく、心をこめて書いてくださった気持ちの表れなのだからだと
私たちは思います。

最後に私たちはメンバーのみなさん一人一人にお礼を言って別れました。

メンバーのみなさんは

「遠いところから来てくれてありがとうございました!」
「本当にありがとうございました!」
「無理をしないように、気をつけてくださいね」
「山田町のみなさんにどうかよろしくと伝えてください」

と、いうように優しく笑顔で、力強く言ってくださいました。

最後に大島優子さんが見送って下さり、言葉を頂きました。

「どうか、どうか。みなさんも、そして山田町のみなさんも体を大事にしてください、
無理はしないで下さいね、そして、今日はたずねてくださり本当にありがとうございました!
本当に、本当にうれしかったです!山田町のみなさんにもよろしくと伝えてください!」


と、とてもていねいに労いの言葉もおっしゃってくださいました。

そして、被災地のみなさんが前に進んでいくかぎり、
運営の方々やAKB48SKE48NMB48のみんなは

【支援と応援をやめることは絶対にない、ずっと続けていきます】

と、力強い決意に満ちた言葉を下さいました。

その後はメンバーさんはお仕事に戻っていきました。
本当であれば、メンバーのみなさんにとっても運営の方々にとっても、
一日の仕事の中での分刻みの中、大事な時間であった事は私たちも知っておりました。

そしてあとから知りましたが、指原莉乃さんはその時に体調を悪くしていたのに、
それを見せないで、山田町のみなさんからの手紙が来たということで、
笑顔で私たちと山田町のみなさんからの手紙を受け取って下さいました。

時間にして、20〜30分もメンバーのみなさんは山田町のみなさんの為に
スケジュールを空けて、話やメッセージを聞いてくださり、笑顔で受け入れてくださったのです。
本当にここには書ききれないぐらいにいっぱいのお話を聞かせてくれたのです。

優子さんが言っていた事があります。

「私たちは訪ねた被災地がその後どうなったのかを知らないんです。
だから、こうしてたずねてきてもらった事が、本当に、心からうれしいんです」

被災地を訪問して、その後はすぐに仕事にもどり、寝る時間もおしんで、
みんなに笑顔と元気をあたえる。AKB48さんたちはいつも、
自分達の夢を追いながら誰かのために、と全力で前を向いて走り続けています。

それが応援してくれるみなさんに対する、自分たちにできる大事な答えだからなのだと思います。

それには努力をおしまずに、前を向いて全力で走り続けなければならないのです。
とてもいそがしい毎日を送るAKB48さんは、後ろをすぐに振り返ることがとても難しいのです。

みなさんも好きなことや誰かのためにと決めたとき、まっすぐにそれに向かって進んでいく事と同じです。
AKB48のみなさんは特別な人間ではありません、優しい気持ちを持ち、時には悩む、
みなさんと同じ人間なのです。

期待に応えようと一生懸命に、応援してくていれるみんなに答える事だけに
彼女達は全力を注いでいるのだと、
一人でも多くの人に、笑顔と元気を与え続けていきたいとメンバーの皆さんや運営の方々は心から願って
想像もできないほどの苦労と努力しているのだと
私たちは直接に会って、お話をしてそう思いました。

努力をして応援してくれているAKB48さんや支援や応援をしてくださっている全ての方々に
被災地で働いている私たちに何ができるのでしょう。
被災地で働かせてもらっている私たちはそれを今一度考えなければいけません。

それは助けて下さり、応援して頂いている皆さんに今の状況とお礼を伝えていって、
支援をして頂いている方々を逆に応援をするくらい、応えていくことではないかと思いました。

そしてAKB48さんのように、努力して、勉強もして、自分達も一緒に前を向いて進んでいこう!

という前向きな気持ちこそが、AKB48さんや応援をして下さっている
全ての方々の想いに答える大切な事ではないかと私たちは思うのです。

新しい町はこれから色々な方の力を借りて、みなさんが作り上げていきます。
おそらく、10年後の被災地の発展期には主役となっているのは、
今の小学生や中学生、高校生達であると思います。

今回のAKB48さんの優しさを子ども達はきっと忘れる事はないと思います。
大人になって辛いときに、自分自身を救うのは子供の頃の楽しい思い出です。

山田町の子ども達にとって、AKB48さんと繋がった幸せはきっと良い未来をつくるのだと思っております。

私たちとしても、その子ども達や現地のみなさんに少しでも協力していけるように、
被災地で今後も働いていって、未来の街づくりに少しでも貢献できる様に邁進いたします。

そして、それを見届け、何も言わずに去る事が私たちの夢です。

そして今回、子ども達が手紙を書き、届ける事を山田町の様々な学校の校長先生や
副校長先生、先生方やお父さん、お母さん方もそっと温かく見守ってくれていました。
大変な状況の中、快く笑顔で子ども達の夢を許してくださった事に深く感謝致します

報告の最後になりますが、私たちがお礼をつたえて帰ったあとで
感謝状を受け取ったSKE48松井玲奈さんが自分の公式ブログに
今回の事で想った事を書いてくださっておりました。

それを読んで当方のスタッフ達は泣きました。
感情的になってはいけないと震災からずっとこらえ我慢してきた涙です。

私たちとして、山田町のみんなの「ありがとう」を少しでも届けられた事を、ただ嬉しく思うばかりです。

私たちも玲奈さんのように優しい心と感謝を忘れずに、必ず前に進んでいく事を心に誓いました。

そして今回、快く会ってくださったAKB48大島優子さん、篠田麻里子さん、
柏木由紀さん、指原莉乃さん、SKE48松井玲奈さん、NMB48山本彩さん、
急な中、AKB48のメンバーの方々に会わせてくださり、
被災地と山田町のことをメンバーと同じように心配して思ってくださっていた、
AKB48劇場支配人の戸賀崎さん、運営であるAKS北川さん、
スタッフのみなさん、NHKのエグゼクティブ・プロデューサーの石原さんのような
素敵な大人の方々にも「ありがとう」と心から感謝の気持ちを改めてここで伝えさせて下さい。

山田町の子ども達の夢と想いにまっすぐに応えて頂いて、本当に有難うございます。
私たちも子ども達も決してこの事を忘れる事はありません。一生の宝物です。

震災の中で裏切られ、活動を利用された事、多くの親しい人を失ってしまった事、
悩み続けて来た私たちを、優しく笑顔で明るい光に導いて答えを下さった事を感謝しております。

そして今回、私たちに大事な役目を与えてくれた山田町の皆さん、
私たちを信じて大切なものを託して下さって本当に有難うございます。

これを読んでいるみなさん、みなさんは一人ではありません。
様々な方々に見守られているからこそ、社会と言う世界の中で生きていけるのです。

休むときはおもいっきり休んで、少しずつ、みんなで前に進んでいきましょう。
私たちは、これからも山田町の皆さんのためにお手伝いをしていきます。

明るく元気に、笑顔で一歩ずつ、踏み出していきましょう。

最後に、応援と支援をして頂いている方々全てに、心から感謝を致します。

みなさん、本当にありがとうございます!

山田町子ども支援担当 山田町記録班
NPOいわて・郷プロジェクト 代表 畠山 吹雪より

inserted by FC2 system